厄年日誌

私のライフワークブログです。途中まで学生時代の記事です。

私への助言本

 伝えることって本当に難しいものですよね。。

大学院に入って、周りが働いていることを考えて、

今なお学生である自分の今年の大きな目標にしていることです。

そんな悩みの中に出会ったのが、池上彰さんの”伝える力”という本です。

表紙に書いてある内容紹介で、彼はこのように述べています。

相槌を打ったり、返事をしたり、目をじっと見たり、あるいは反対に目を逸らしたり・・・。

「伝える」には、「話す」「書く」そして「聞く」能力が必須。

そう!聞くことが大事であるということに惹かれて、この本を買いました。

自分が思うに、聞くのは大変な労力を要するもので、

言葉だけを聴くのではなく、その裏にこめられた気持ちを汲み取ってこそ

”聞けている”のではないかと自分は考えます。

そのためには、相手の間を待ち、できるだけ言いたいようなことまで

吐き出させて、それに合うリアクションを取るべきです。

自分は、これがそこそこできるようになるまで死ぬほどの思いをしました。
(そうする理由を考えたり、待つ辛抱といったことで・・・)

このような経緯を経て、この本を読みました。

そうすると、より高い次元まで上げてくれる珠玉の文章が溢れていたので、

ご勝手ながら、部分的に要約させていただきます☆


一章「伝える力」を培う

 池上さんは以前「週間子供ニュース」を担当していらっしゃいました。

そこで、子供の率直な質問をぶつけられるにつれ、

こう思ったそうです。

「伝える」ために大事なこと、それはまず自分自身がしっかり理解すること。

自分が分かっていないと、相手に伝わるはずがない、

それも深く理解していなければ、分かりやすく説明できない、と。

では、理解を深めるにはどうしたらよいのか・・・

まずは「自分が如何に物事を知らないか」を知ることからスタートするしかない。

例えば、20代のビジネスマンが何か報告書をまとめたとして、

自分では会心の出来だと思っています。

しかし、上司や先輩から見れば、稚拙なところが目に付くし、

内容ももう一歩ということは珍しくなく、

「何が言いたいのか分からない」とか言われて、

その時はカチンときても、いわれてみればその通りということが多いです。

文章で物事を伝える場合、人の意見を聞くことなく上達することはまずありません。

まずは謙虚に人の意見に耳を傾けることから始めましょう。


 池上さんは同窓会に行ったときに面白い体験をしたそうです。

高校の同窓会の場合、

「元気にしてる?」から始まり、これはいいんですが

「私、最近、〜〜〜なの。それでーーでね・・・」

と延々続き、一方的な喋り方にでうんざりしました。


大学の同窓会の場合、

自分の近況を報告するだけではなく、他の人にも声をかけ、

近況をしっかり聞き出しています。

聞くときは興味津々で、大きくうなづいたり、

首をひねったり、さらには手を打ったりと自分が話すことと

人の話を聞く事のバランスが取れています。こちらはあっという間に時が過ぎたそうです。

池上さんは、この原因は社会体験の差ではないかと考えています。

自分の話ばかりする人は、会社勤めをしていなかったり、

その経験がほとんどなかったりした人たちでした。

つまり「社会性に欠けている」のです。


 自分の「伝える力」が高まったという手応えはどうしたら得られるのでしょうか??

始めに相手の反応を見ることです。

相手はつまらそうな顔をしていたり、興味をもってくれた場合は

「へぇーー」という言葉を発してくれます。

企画やプレゼンテーション、日常会話でも、

相手がどんな時に「へぇー」という反応を見せたか、注意して見ていましょう。

この「へぇー」を増やすには何より自分が「へぇー」と思わなければなりません。

これが自分のプレゼンテーション能力を高めるそうです。





続きは明日か明後日に書きます。