厄年日誌

私のライフワークブログです。途中まで学生時代の記事です。

続”君がオヤジになる前に”

 今回は、資格と就活の面接と包容力について紹介します。

資格に関しては、就活を気にしている研究室の後輩が「資格は持っておいた方が有利ですよね?」と訊いてくるので、
参考として堀江氏の考えを載せました。
(私がその質問を受けた時は、自分の就活の経験を鑑みてもどっちとも返事をしづらいし、基本的に資格というものがあまり好きではないので
「資格持っていたら、本人の自信にはなるだろうね。」とはぐらかしています。)

ここから本の内容

◆資格
・取っておいて、おいしい資格はこれだ!
どうして資格が欲しいと思うのかな。履歴書の資格欄に、埋めるものが一つでも多い方が安心できるからだろうか。
僕(堀江氏)が雇う立場だったら、資格欄を埋めているような人は真っ先に落とす。「こいつは資格を取ることで安心する、資格マニアだ」と思ってしまうし、大体その予想は当たっている。
資格を10個以上書いたら、勘のいい人事担当者は、逆にはじいてしまうと覚えておくといい。

取っておくとおいしい資格はないわけじゃない。
行政書士司法書士など、法律の専門資格だ。そして、政策秘書を目指すのはありだと思う。
国会議員は3人まで国から給与の払われる公設秘書を雇えるのだが、このうち、政策秘書だけは国家資格が必要。ところが、なかなか資格を持っている人材がおらず、慢性的に不足気味だという。
一度雇われればよほどでない限りクビにならないし、財源は国なので給料が滞ることもない。
人員不足な分、議員が落選しても、引く手はある。これは、かなり割のいい仕事ではないだろうか。

政治に関してならば、政策ブレーンという仕事もある。基本的な業務は法案の作成。
政策ブレーンを請け負える会社は今、本当に少なくて、引っ張りだこの状況だという(国家公務員や官僚経験者なら優遇)。
現状で特別な資格は要らないが、残念ながら誰にでもできる仕事ではない。
しかし、ライバルが少なく、悪くない報酬が見込めるという意味ではかなり狙う価値のある仕事じゃないかと思う。


これからの時代は、資格を一つしか持っていない人より、思考しない人間がふるい落とされるのだ。



●就活の面接
・面接でヤバい奴は勘で分かる
人材確保の苦労は僕(堀江氏)も良くわかる。基本的にライブドア時代、新入社員は僕がすべて面接していたから、結構な時間がとられた。
忙しくなると、消去法でいらない人をはじいていく。そして、最終面接だけ僕がやるようにした。
採る条件は、何というか・・・インスピレーションの部分が大きい。
説明できないけど、「こいつはヤバい」という人間は勘で察知できる。少しでも勘に引っかかった人間は、最終面接でも平気で落としていた。
ある時、多忙で最終面接を人に任せていた時期がある。
その後、交通事故を起こしてしまったり、自殺未遂する社員が何人かあらわれた。これはいかんと思って、どんなに多忙でも新入社員は僕が必ず選ぶようにした。それ以降、ライブドアで変なトラブルを起こす社員は現れなかった。

一方で、面接を控えている人は、だいたい「どうアピールしたらいいでしょう?」と訊いてくる。
残念ながら見せかけでアピールできることは、何もない。企業面接のエキスパートは、数えきれないほど多くの求職者を見ている。だから履歴書には書いていない、「ヤバさ」を察知できる能力がある。下手にその場だけ取り繕っても、すぐに見破られる。

どんな人が採られるか?といえば、答えはシンプルだ。
やる気のある人。もっと言うなら、やりたいことがはっきりしている人だ。
やる気というのは、立派なスキルだ。やる気のある人は、「ヤバい」何かを寄せ付けない。



▲包容力
・僕に足りなかったのは包容力かもしれない
僕(堀江氏)には友達といえる存在が多くない。知り合いは女の子の方が多くて、長年親交のあるような男友達は数人程度だ。
僕にとって友人の定義とは、自分の見ている世界を共有できて、同じスピードで成長している人だ。全力で走り続け、高いレベルに行けば、そこでまた魅力的な友人と出会えると信じていたし、事実、今も僕(堀江氏)は刺激的な出会いに恵まれている。
同じ仲間とばかり繋がっていたら、世界は広がらないんじゃないの?
10年以上も仲良くしている友達から、新しい情報を得られるわけがない。古い友人は人生を停滞させる、ある種の障害物だろう。
と、長く考えていたのだが・・・。
僕の先を行く優れた経営者に、「ゆとり」を漂わせた人物が少なくないことを知って、ちょっとだけ戸惑っている。
例えばトヨタ奥田碩元会長。
創業者一族以外で初めて社長に就任して、業績を大きく伸ばした、偉大な経営者だ。僕は何度となくお会いしたこともあるが、大変に物腰の柔らかい人物だった。
常に会社の成長を考えて、ピリピリしているかというと、そんなことはない。「ゆとり」の側の人特有の、ゆるい雰囲気で、逆に大丈夫なのか?と思ったほどだ。しかしそれが何とも表現しがたい、人を惹きつけるオーラを発していて・・・何万人もの社員から支持されていた。奥田氏の持っている魅力を、一言でいうなら「包容力」だった。
包容力を持つ人は、自分が持っている力や才能を、惜しみなく仲間や家族に分け与えている。
もっと言うと、能力のない人に奉仕できる。それが、幸福だと感じているんだ。
僕(堀江氏)にない発想だ。





以上、僕が気に留めたホリエモンの本の内容でした。

いずれホリエモンの意見を紹介するだけでなく、自分の意見を書こうと考えています。

また、よろしくお願いしまーす。

君がオヤジになる前に

君がオヤジになる前に