厄年日誌

私のライフワークブログです。途中まで学生時代の記事です。

「君がオヤジになる前に」を読んで気になった部分を紹介

 前回、年をとっても魅力的であり続ける人がいるという話を書きましたが、

昔自分があこがれていたホリエモンさんの、常に思考停止しないで生き続ければ、自然と魅力的になれる方法が書いてあるという”君がオヤジになる前に”を読んでみました。

この本の表紙のイラストを「カイジ」で有名な福本信幸さんが書いていて、

巻末に堀江氏とその福本さんの対談内容が載っています。

今回は、自分が堀江氏に昔憧れていたが今はそうでもないとはっきり自覚した対談での一部分を紹介します。
(私は、福本さんの考え方に結構共感をもちました)

<運命を共にする仲間には才能を分け与える>

堀江:福本さんは、家族や昔の仲間を大事にしていますか?
福本:うん。まあ些細なぶつかり合いはあるけどさ。基本的には、家族も仲間も大切だよ。
堀江:そうですか・・・。
福本:堀江さんは違うの?
堀江:この本でも書いていますが、僕は家族も仲間も捨ててきました。別にそう生きなきゃダメだと言っているわけではないんですが・・・。成功する過程で、家族とか仲間を大事にするメリットが、よく分からない。
福本:うーん・・・。
堀江:そもそも、昔の仲間と高いレベルで目標を共有し続けるのって、不可能だと思いませんか?
福本:同じステージにいられない、ということですかね。
堀江:そう。つまり成功の過程で、人間関係をどうアジャストしていくかという。ビジネスで上へ昇りはじめると、昔の仲間とは話が合わなくなってくるでしょう。次元が低くてつまらないというか。
福本:たしかにそういうところあるかも・・・。
堀江:仕事で深く関わった相手だと余計に悲しくなりませんか?こいつ、まだそんなレベルなんだって。僕はこれまでの人生で、レベルアップできない周りの人と、意識的に関わりを絶ってきました。頑張っていない連中と、いつまでも一緒にいる必要はないんじゃないかと。
福本:俺はその考え方が、正しいとも悪いとも言えないけど。自分自身の実感で言うと、成功していない奴にも、俺の何倍も頑張っている人はいると思うんだ。ただ努力に対するセンスというか、目的への取り組み方が間違っているのかもしれないけど。その人ががんばっているという事実だけは、否定できるものじゃないでしょう。
堀江:そうですかね・・・。
福本:長く頑張っているから偉いとは言わないが、それでもやっぱり「継続は力なり」って、本当に大切な事だと思うんだ。俺ならどんなに調子の出ないときも、ともかく週一本は漫画を仕上げる。・・・ってことが途切れていたら、たぶん今の俺の状況にない。
堀江:福本さんは、高いレベルに到達できたからいいんですが、高いレベルに行けなかった人は、どうしたらいいんですか?
福本:うーん。じゃあポンと切り捨てたらいい、とは俺はあまり思えない。ただ、仲間でもレベルが変わると話ができなくなるっていう、堀江さんの言っているような違和感は理解できる。そこは別に埋めなくても、いいんじゃないの。みんなが同じ速度で、同じレベルへ駆け上がって行けるわけないんだから。
堀江:そうですよね。
福本:俺は成功者のすぐそばにも、同じだけ努力している、芽の出ていない人がいるという事実は、忘れたくないんです。
堀江:謙虚なんですね。
福本:というか、もっと自分も頑張らなきゃと思うための原動力みたいなものかな


 堀江氏はこの本で思考停止した”オヤジ”にはなるなというメッセージを放っていますが、昔の仲間を切り捨てる事は思考停止させていないんでしょうかと自分は感じたのです。

自分という人格は過去・現在・未来と時が流れて、その間に多くの仲間と関わって形成されています。

彼は過去の部分を見ていない(見ないようにしている?)気がします。
(確かに現在>未来>過去の順で重要だけど・・)


堀江氏の違和感は正直な話私も理解できますし、その内容は彼のキャラや本だという事で極端にする事で伝えやすくしている事でしょう。

う〜〜んでも、、、そう簡単に人の心は割り切るものではないし、それだと淋しいですよね。




 まだ対談部分と最初の方を少ししか読んでいませんが、次回また紹介させていただきます。

君がオヤジになる前に

君がオヤジになる前に