厄年日誌

私のライフワークブログです。途中まで学生時代の記事です。

やはり堀江氏のアウトプットは並外れている

 ライブドアで様々な経験をした堀江氏は、今はもう前回書いた時間とお金に余裕のある方なので、

”君がオヤジになる前に”で様々な情報や生きる術を分かり易く教えてくれています。
(”君がオヤジになる前に”の前記事(http://d.hatena.ne.jp/yakuo24/20110604/1307152896))


 この本で書かれた興味深い文章を断片的に紹介しようと思います。

・保険は割に合わないギャンブルだ
 保険はそもそもギャンブルから始まっている。イギリスの東インド会社は、17世紀から19世紀半ばまでアジアの貿易を独占していて、香辛料の輸入・輸送で莫大な利益を挙げていた。主な輸送手段は航路だ。まだスエズ運河もない時代。ある一定の確率で貿易船はアジア海域で難破したという。その事故の発生を、港のコーヒーショップで、男たちが賭けの対象にしたのが現代の損害保険の始まりだ。
 ちなみに賭けの場となったコーヒーショップはロイズという店で、その後、世界最大手の保険会社に成長している。
つまり保険の仕組みの原点は、ギャンブルなのだ。今保険に入っている人は、誰かの賭けの対象にされているという事だ。

残った者の経済を保障するという意味では、保険はそれなりに効果があるだろう。

でも、できる事なら生きている今を充実させて、家族を幸せにする経済力を維持する。そういう発想の方が生産的ではないだろうか。


ユニクロでもいいからパンツは自分で選べ(”28歳の君へ”の章)
 僕(堀江氏)は結婚そのものを否定するつもりはない。
もしも本当に好きになった人が現れたというのなら、勝手に結婚すればいいし、頑張って相手を幸せにしてあげたらいいんじゃないかと思う。
だけど一つだけ。
できれば、結婚後も女の子と遊び続けてほしい(深入りするかは別にして)。
女の子との付き合いには、服装とか美味しいお店を選ぶ試行錯誤が必要。もし結婚したというのが理由で付き合いをやめれば、あの手この手の思考が停止してしまうのだ。
モテる必要がない、という考え方はマズい。
君たちが最も忌み嫌う、オヤジへの第一歩だ。
モテる気を失うと、仕事着は1万円の吊るしのスーツでいいやと思ってしまう。太っていてもそれなりに見栄えが良くなってしまい、腹を引っ込める努力をやめさせる。
財布の中身を小遣い制にされれば、昼食は500円の高カロリーな弁当ばかり。さらに太って、運動もしなくなり・・・・・モテるどころか、妻にもバカにされる始末。もう目も当てられない人は、周りにも多くいるだろう。
オヤジ化は、思考停止した瞬間から始まる。
思考停止すると、身動きを縛っているモラルの危険性が、判断できなくなる。充分な準備もなく結婚すれば雪崩式に、そのような負の連鎖が始まることを忘れてはならない。
(限られた自由の中でも)パンツは自分で買え。
自分の身に触れるものを、自分の感性で選ぶという思考の機会を失ってはならない。
ドン・キホーテに行けば、D&Gやアルマーニといった名だたる高級ブランドのパンツだって3000円程度で手に入る。君(28歳の人)の収入からすれば、贅沢品に該当するだろうが、高級ブランドを身に着けることで、意識は確実に変わるだろう。

結婚後の恋愛に、ルックスの維持に、パンツの購入。
君は、これら全てを「面倒くさい」と片付けてしまうかもしれない。もしそうなら、残念だ。
「面倒くさい」は、思考停止した人間の、自覚のない敗北宣言だ。


・事前準備を怠らなければ緊張しない
緊張するとか、あがり症だという人は、自分の能力を最大限に活かす努力をしていないんじゃないだろうか。くよくよ悩む前の、当たり前の準備が足りない気がする。
アドリブに強い人がうらやましいと言うけれど、その人がどれだけ日常的にトレーニングを積んでいるか、知らないだろう。
『目的へ向かう邪魔をするマイナスの感情を、自らの努力で克服する。』
あがり症が治らないという人は、人前でいい思いをしたことがないのだろう。たくさんの人から喝采を浴びるとか、「よくやった!」と褒められる経験を一度でもしたら、緊張なんてとっくに吹き飛んでいる。
充分な資料を揃えるとか、必要なデータを調査するとか、発表のイメージトレーニングとか、事前の努力が足りなかったのだと考えてほしい。


・情報を持っていれば未来を見通せる(”32歳の君へ”の章)
僕は(スティーブ・)ジョブスを絶対視はしないが、彼が自分のプレゼンテーション用に作ったアップルのキーノートはお勧めしている。
単純な理由だ。パワーポイントより、ずっとユーザーインターフェースも使いやすいし、何よりも大きなメリットは、現時点ではパワポより新しいことだ。
キーノートとiPadでプレゼンすれば、それだけで相手の記憶に残る。
どうして、大半のサラリーマンは、いまだにパワポを使っているんだろうか?


 知らない。面倒くさい。やり方を変えたくない。こういう人たちを、僕は「情報弱者」と呼ぶ。
今君たちに必要なのは、資金でも人脈でもない。
情報だ。情報を所持するという事は、未来を見ることだ。
小さなプライドを守るため、時代の転換期を”敢えて”見逃す者に、決して未来は来ない。




 次回はまた続きで、資格と(堀江氏が行った)就活での面接、(堀江氏が考える)包容力について書きます。

君がオヤジになる前に

君がオヤジになる前に